Linuxを知識ほぼ0から1週間で覚えた話

先に結論を書くと、いままでLinuxとかよくわからんけどホームサーバー作りたい!と思って奮起したら1週間でだいたいわかった私の話です。
すくなくともネットの情報をみながらあれこれチャレンジできるレベルにはなる。
これからLinuxさっぱりわからん、どっから手をつけていいか…でもやってみたい!みたいな人向けかと。

こうやって学習した

用意するもの
仮想マシンソフト(スナップショット機能がある仮想マシンソフトならなんでもOK)

・LPI-JAPANが無料で公開している3つの教科書

これだけ。全部無料でそろう。
ここで1つだけ注意点を。
いま紹介したLinuxの学習につかう教科書はどれもCentOS 6に基づいて作られている。
で、学習していろいろ覚えたあとに気づいたのは、他のUbuntu LinuxでもArch Linuxでも、もしくは新しいCentOS 7でも、ここで学ぶ知識の3割〜4割くらいは違うということ。
他のLinuxはともかく、なんでCentOS 7で違うんだよ〜というと大幅にシステムが書き換わっちゃったから…としか言えない。システム刷新というやつ。
ちなみに、その刷新した部分とパッケージ管理システムのコマンド以外はほぼ一緒なので、だいたいの知識は流用できます。
でもすばらしい教材なので、ぜひこれで学びましょう。違う部分はやりながらネットちらちらみれば1日で覚えられるので。

環境構築

VirtualBoxのインストールは詳しいサイトがあるのでキーワードで検索してもらって、ネットワーク設定だけ。
ネット環境がDHCP前提ということで説明する。
マシンを作ったあとに、そのマシンの設定画面でネットワークアダプタが有効になっているはずである。
そこの割り当てをNATからブリッジアダプターに変更しよう。じゃないとサーバー設定などをしたときにうまく接続できなくなる。

スナップショットをとろう

標準教科書に従っていくとISOファイルを落とそうとかインストールしようとか画像付きでかかれてるのでそんな難しくないはず。
それで、インストールが完了してログインできるようになったら、いったん終了してスナップショットを撮ろう。
ちなみに、教科書にはなぜか書いてないけど終了方法はrootでログインしたあとに「shutdown -h now」を入力。
スナップショットを撮ったらあとは壊そうがいじり倒そうが30秒かからず環境を戻せるので心置きなく壊そう試そう。

読むだけじゃなくて必ず自分の手で実行しよう

正直、読んだだけじゃよくわからんです。
基本的なことばかりだけど、馬鹿にせず必ず自分の手でコマンドを入力しよう。
正直よくわからんなと思ったら、キーワード検索して出てきたサイトをかたっぱしから見よう。
これを1週間続けたらだいたいのことがわかって、どこから手をつけていいか…みたいな状態の初心者から脱却できる。

ここが変だよ標準教科書

基本的にはいい教材だけど、iptablesの説明が雑。ちょっと省きすぎかなと思う。
一応、もうちょっと詳しい設定がサーバー構築標準教科書にも載ってるけど、それでも少し内容が増えた程度で全然ダメ。
なので、iptablesで検索してかたっぱしから先人達が書いたブログとか設定例とか説明をみよう。
一応、海外のサイトとかもでてくるけど、中学生レベルの英語でなんとなーくわかる(というか私も英語よくわからん)

あとは恐れず自由にやろう

だいたいのことがわかれば、あとはやりたいことからキーワード検索してどんどんチャレンジしてみよう。
恐れるべからず、どうせ壊しても30秒で復元できるんだと思えばがしがし試してどんな結果になるか自分の体で覚えよう。

結局、覚えたらなにができるの?

正直、これまでの流れはLinuxのデスクトップを使えるようになる話ではなくて、サーバーとして構築する知識が身につくよって話。
なにができるか…いま話題の(ちょっと遅いか)Raspberry Piをいじり倒すことができるよ!
家の中において、ファイルサーバーにするもよし、DLNAサーバーにするもよし、ラジオとか動画とかの録音録画サーバーにするもよし、動画や音声のエンコードサーバーでもいいし、テレビの録画だってできちゃう(ただしカードリーダーとかB-CASカードは別途必要)。
もしこういうことがしたいなら、チャレンジする価値はあると思う。

ではでは。